訪問看護管理者にとっての悩み
- どうやったら、訪問看護師を育てれるのか?
- 他業種管理はどうやったら上手くいくのか?
- 介護スタッフ・リハビリスタッフなどの連携はどうやったら上手くいくのか?
など
悩みはつきませんよね。
実際、人材財育成=サービスの質に繋がりますから。
管理者とスタッフがいかにして一緒に成長できるか?が鍵になってきます。
目次
2つの教育スタイル:OJT/Off-JT
大きく分けて2つの教育スタイルがあります。
- OJT:On -the -job- training
- Off-JT : Off -the -job- training
業務に同行しながら指導する。
仕事を通じての教育
職場を離れて行う研修・教育
新しい技術や知識が身につく
あなたの職場と比べてどう違うのか?考え、視点を広げることができる
キャリアや役職に応じた教育
訪問看護ステーションでは30〜40歳代の看護師が多く入職します。
介護スタッフも転職歴のある方が多いです。
ただし、経験があるからといって1〜5日程度で指導が終わって放置…
ということだけは避けましょう。
- 独り立ちに向けて同行訪問(一緒に訪問する)の指導をする
- 訪問看護の経験があったとしても、事業所の理念などを伝える
- 訪問看護について
- 介護保険について
- 接遇:病院と違ってマナーや接遇が大切になります
基本的に各ステーションで行う研修は勤務時間内に行うようにしましょう。
ナースX
他業種にも看護展開の必要性を指導する
看護の展開とは簡単にいうと
看護とは:手で看て、護(まも)る
展開とは:次の段階に進めること
では、事例を通して看護の展開について考えて見ましょう!
あるあるネタ:施設系ナースが抱える他業種との事例
他業種スタッフに看護の視点を強要するのはよくないって
心配ナース
って思うナースもいます。
でも、なんでもかんでも報告させてたら他のスタッフも仕事が進まないですよね。
ナースX
スーパー介護スタッフさんの
「なんかいつもと様子が違うんです!」
ってことは本当に様子がおかしかったりしますから。
一方、数字だけ見てすぐに報告するスタッフもいます。
ナースX
よくある事例① 体温
ふつうネコ
と携帯に連絡
見にいくと…。
体なんって暖かくもない。
逆に冷やすと寒そうでかわいそうじゃん??
熱がいつもより高かった…。その気づきはOK
でも、もう少し考えを進めようと思うと
体に触れてみるとかもできたはず。
よくある事例② SpO2
心配ネコ
と携帯に連絡
見にいくと…。
胸の音もキレイで熱や咳もない。朝食も全量たべれている…。
でも、手が布団から出ていて冷たい。
- 手を温めて測るとSpO2は98%
- 足で測って見てもSpO2は98%
なんってこともあります。
これらの事例は毎日のように施設で起こっています。
常に手が空いている看護師もいません。
お互い仕事してますからね…。
こういうことを言うと批判を受けると思いますが….
ちゃんと、その人を看てますか??って
あなただったら体温が37.2℃でまだ体が熱くなってないのに冷やされたらどうですか??
ってことです。
もしかしたら、熱が上がる前で寒気があるかもしれない。
会話ができない人だったら症状を言うことができないんです。
だからこそ、ちゃんと看て欲しい。
こう言うことを看護師でない人に伝えると
鬼おこネコ
ナースに連絡しては いけニャイってことですか??
って逆ギレしてくる人もいるんです。
こういう人たちは残念ながら
- 急変なのか?
- 様子を見てもいいのか?
という判断ができないんです。
看護も他業種スタッフもそれぞれすぐに電話に出れないこともありますよね?
相手を思いやる気持ちを少しでも考えれたら職場での他業種間の連携もうまく行くのではないかと常々思うんです。
私が伝えたいのは
ナースX
ってことなんですけどね。
数字だけでなく次の展開が考えれるのが看護展開をすることなんです。
看護展開とは人間観察することです。
このことをわかってくれる他業種さんはやっぱり
スーパーニャース
って報告ができる人なんです。
そして、そのいつもと違うは本当にいつもと違うことがほとんど。
スーパースタッフと普通のスタッフとの違いは看護の展開ができているか?ということ。
鬼おこネコ
って思うかもしれません。
さっきの事例で説明すると
- 体温が37.2℃
- 体は暑いかな?
- 右と左の脇では差はないかな?
- ご飯たべれてたっけ?
- 表情は?しんどそう?
- 呼吸はいつもと同じ?ゼーゼー言ってる?
- 咳はしてる?
- 鼻水は?
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色々考えてあげることってできますよね?
これが展開している状態です。
このように、その人の状況を観察し考えることが看護の展開と言います。
人に関わる仕事をしている人であれば誰でもが考える必要がありませんか?
ナースX
まとめ
施設で日常茶飯事的にあるある事例を含めて記事にして見ました。
看護の展開は看護師だけでなく介護スタッフ・リハビリスタッフにも必要なスキル。
管理者として他のスタッフが育つには時間がかかります。長い目でゆっくり育てていく覚悟を持ちましょう。
キレイな花が育つように根気よく指導しわかりやすい言葉を使って指導して行きましょう!
Good Luck 😉