看護学生からよく聞かれるのが、何科で働いたらいいのか?って事です。
正直言って、興味のある科で働くように言ってます。でも、どこがいいのかすら分からない学生もいるんですよね。
この記事では、この先看護師としてどう働いて行くのがベターなのか?紹介していきたいと思います。
目次
若いからできる病院勤務
私が個人的に勧めているのが、新卒で働くなら病院勤務です。
理由としては、
- 教育がしっかりしている
- 看護技術が身につく
- 病院内で違う科に異動希望が出せる事が多い
- 最新の情報が入ってくる
- 接遇が身につく
- 医師や薬剤師、栄養士などの他職種についても学べる
と言った理由です。
特に女性であれば、結婚・出産・育児などライフスタイルも変化しますので,いずれは転職する可能性の方が高い。
病院で働いた経験があると、看護師としての基本が身についていると思います。それに、外科希望だったけど、内科の方がいいかも?って思った時には異動希望も出せますからね。
社会人として初めて働くにあたっての接遇なども上下関係などから自然と学べることも多いんです。
在宅での勤務
在宅での新卒訪問看護師育成を推進している動きもありますが、正直言って新卒での勤務は大変だと思います。
ちなみに、在宅医療はハードなんです。個人的に在宅医療は高度医療だと思っています。
志を持った医療従事者が在宅勤務をしていると言っても過言ではないと。
しかも、開業してまもない在宅医などは24時間365日休みなどない状況です。
もちろん、訪問看護師も同じです。
ワークライフバランスが取れそう!!
って思う人も少なくないですが訪問看護師も夜間の対応はあります。
家族も若いというだけで拒否的な態度になる人たちもいますからね。
在宅では全ての疾患に対応しなければいけないので、全身が見れる総合的な知識が必要です。
子どもから高齢者、慢性疾患、在宅で使う薬剤類、酸素管理、人工呼吸器、気管カニューレ、経管栄養、輸血、点滴管理(静脈・皮下・CV)、褥瘡管理、リハビリ、清潔ケアなど挙げたらキリがありません。
新卒看護師でいきなり、在宅ですぐ看れるようになるでしょうか?
なので、看護学生さん達には看護の基本(知識・経験・看護技術)を身につけてから、在宅で働くことをおすすめしています。
まとめ
看護師としての進路に迷うなら、まずは病院勤務がオススメです。まずは、看護師としての看護技術を身につけ接遇マナー、病院での治療の場を学ぶ。
病院で学んだ後に施設系や在宅系の勤務がベター。在宅では治療の場ではなく、生活の場です。在宅は最期にどこで住むのか?患者さんや利用者さんが望む希望の場所。様々な経験値が必要です。
この記事が誰かの参考になりますように。