訪問看護ステーションの看護管理者になってから約2年…
気がついたら
毎月80時間から100時間サービス残業をしていた。
月に換算したら、労働時間は毎月300時間ほど
年間3600時間以上にも!
ある時、病状の悪化のある利用者のことをぼーっと考えながら車の運転をしていたら
交通事故に…
疲れていないって思っていたけど
ナースX
と実感した出来事でした。
お互い大きな怪我もなく、私の車が廃車になったぐらいで済んだのですが
この時に私自身の働き方について考えるきっかけになりました。
が
忙しすぎて、私はそのまま仕事を続けていて
次の訪問看護ステーションの立ち上げのため異動命令。
私のような働き方を次世代の看護管理者にさせたくなかった私は
かなり業務を整理して引き継ぎ。
引き継いで数ヶ月後…
「このまま働くとココロと身体がおかしくなりそう。退職したい…」
と相談を受けることに…
- 1日10時間から13時間働いて
- 週末もスタッフを見に行ったり
- 休日や夜中も電話がかかって来たり
看護管理者であるがゆえ、利用者さんやスタッフの笑顔を守りたい。
人質を取られている状態な訳です。
会社はそんな看護管理者の足元を見るように、給料を1円たりとも上げようとはせず働かせたい放題。
管理者が潰れるまで…
こんな状況では彼女の心と体が壊れてしまう。
私は他の人のことを考えずに退職することに対して背中を押しました。
だって、私も利用者さんやスタッフを守るため
がむしゃらに働いたからこそ気持ちが十分理解できたから。
私も気がついたら年間約3600時間働いて、
会社からは何も評価されず給料なんて1円も上がりませんでした。
看護師なんて業務整理しようにも、効率化は図れても
急変とかあるわけで途中で切り上げることができないんですよね。
戦後の日本のように年功序列で給料が上がっていく時代でもなく
評価は会社都合
業務量だけどんどん増やされてしまう。
会社は1円足りとも人件費を上げようと思わず、
むしろ下げようとしている時代。
労働者を馬鹿にしてる…
そして、更にわたしに次の難関がやって来ました。
次に赴任したステーションでは常勤換算2.5のギリギリの人数しか採用できないぐらいの田舎。
さらに
看護管理者の仕事だけでなく
施設の業務や設備の不具合などの報告作業
施設の契約
日用品の発注や管理
施設・ステーションの事務作業
スタッフの制服の管理や新入社員の名札作り
訪問看護未経験者のスタッフの指導
前のステーションでの報告や問い合わせ対応
ケアマネや外部から直接会社携帯に電話がかかってくる
などの業務が追加で負荷
公休や有給でも予定が入ってしまったり
本当に丸っと1日休みなんて看護管理者にはない。
前の職場よりさらに雑用の量が倍以上、私に降りかかってきた。
会社からは業務量を増やされても1円たりとも昇給の話もなく
雇用条件は同一
これは何かの罰ゲームだろうか?
1人でこなす仕事量なのか?
こんな状況で仕事を辞めたいと思わない人材はいるのだろうか?
いるとしたら…
それは、
ただのドMで変態か?
既存のスタッフを大切にしない会社には未来がない。
働く側が会社に見切りをつける時代でもあるわけだ。
目次
ブラック労働とは?
- 極端な長時間労働(月に80時間を超える)
- 過剰なノルマ
- 残業代・給与などの賃金不払い
- ハラスメント行為が横行
- 離職率が高く、人の使い捨てが疑われる企業
上記のような働き方のことを指します。
長時間労働のデメリット
月に80時間以上を超えるような長時間残業は、ある日突然過労死するレベルです。
年間休日が104日以下
などきちんとした休みがなければ、人は壊れます…
ブラック企業にあるよくある文化
会社強制のイベントや研修が多い。
土・日研修
宿泊研修
飲み会
業務時間外
無打刻出勤
突然の呼び出し…
などです。
そして、意味不明な根性論が多い…
例えば、
仲間との助け合い文化を悪用し、みんなで頑張ろうね。
これぐらいの業務量で逃げるのか?根性が足りない。
ナースX
やりがい搾取。
周りも長時間労働が当たり前だと思っている。
そんな、職場であればかなりブラックなのでさっさと見切りをつけて退職するのがお勧めです。
ナースX
まとめ
ブラック労働だと気がついたら転職しよう。
サービス残業にも限度がある!
利用者さんやメンバーよりあなたの体と心が大切。
自分さえ我慢すればいいと考えないこと。
あなたの時間と健康が一番の資産になることを忘れないこと。
今は働く側が会社に見切りをつける時代である。