ナースとしてずっと働いていて、ちょっと疲れたから失業保険でも貰おっかな〜〜?なんて軽く考えて自己都合で会社を退職する人も多いかと思いますが…退職を決定する前に、色々計画を立てておく方が金銭的な不安なく生活できます。
自己都合で会社を退職する場合は、貯金があって当然だよね〜ってことで2ヶ月の給付制限があり失業保険が退職後にすぐ貰えるわけではないので注意が必要です。失業保険を申請中にお金が足りなくて、慌てて変なところに就職してしまったら意味がありません…
通常は仕事をしている間に次の職場を決めておくのがおすすめです。
一旦、無職になってしまうと
- 健康保険
- 国民年金
などの手続きが面倒ですからね…
この記事ではナースが自己都合退職をして失業保険をもらうケースについて紹介します。
目次
失業手当の受給条件とは?
- 自己都合退職:過去2年間に12ヶ月以上の雇用保険の加入
- 会社都合退職:過去1年間に6ヶ月以上の雇用保険の加入
- 就職可能で求職活動をしている
失業保険申請の際に必要なものは?
- 離職票
- マイナンバーカード
- 印鑑(認印)
- 写真2枚(縦3.0cm×横2.5cm):マイナンバーカードを毎回提示する場合は不要
- 振込用銀行口座番号
離職票は退職してから10日から14日程度で自宅に届きます。
離職票が手元に届いたら、住所の管轄下にある職業安定所(ハローワーク)へ手続きに行きます。
ナースX
自己都合退職の場合の失業保険の手続き方法
求職申し込みした曜日によって職業安定所(ハローワーク)に行く日にちが決まります。
例えば求職にに行った曜日が水曜日であれば、毎回水曜日が認定日になります。説明会の日は合同で行われるので曜日は違う日になります。
求職活動の実績
最近では求職活動の実績に関して、ハローワーク・新聞などの求人を閲覧や知人からの紹介などでは実績活動に入らないため求人への応募を次回の認定日までに最低2回行わなければ失業保険をもらうことはできません。
結構面倒ですよね…
ナースセンターの活用
ナースであれば各都道府県にナースセンターがあるので、ナースセンターを活用して求職活動をする方が転職活動がスムーズです。
ナースセンターは各都道府県で管轄が決まっているので、現在住んでいるエリアから他のエリアで就職活動したい場合は就職したいエリアの担当センターへ連絡し就職活動をします。
ナースセンターでも土曜日にオープンしている場所もあるので確認して求職活動をしていきましょう。
失業保険はいくらもらえるの?
失業保険は退職前の6ヶ月の給与と年齢によってもらえる金額が違います。
就職が決まったら?
就職が決まったことを職業安定所へ報告に行きます。
必要なものは
- 雇用保険受給者証
- 失業保険認定証
- 採用証明証(就職先に依頼して記載してもらう)
事業開始する前の準備期間としても、失業保険の活用ができるのでナースであれば訪問看護事業所の開設前の準備期間として活用するナースもいます。
事業主になってしまったら、失業保険はもらえなくなりますからね…
看護師をしながら開業準備するのはかなり大変ですから、うまく活用していくのもありです。
再就職手当の活用
再就職手当の申請は就職した翌日から1ヶ月以内に必要な書類を提出することで給付がもらえますので活用するのがおすすめです。
再就職手当は基本手当の所定給付日数の残日数で変わります。
基本手当日額(上限あり)×支給残日数×60%か70%
注意点
・再就職が決定したら、就職の前の日に職業安定所へ行き就職の届出が必要。
・ナースセンター経由で再就職をした場合、職業紹介証明書が必要になる場合があります。
- 再就職手当支給申請書
- 関連事業主に関する証明書
- 出勤簿(タイムカード)などのコピー:就職日の記載が入っていること
- 雇用保険受給者証
- 印鑑(自筆による署名の場合は不要)
- その他:採用証明・職業紹介証明書
失業保険って英語で何て言うの?
ナースX
失業保険をもらった年の確定申告はどうなるの?
失業保険は所得税がかからないので、確定申告は不要
まとめ
失業保険をもらえるまで、意外と時間がかかるのでなるべく転職までスムーズにできるように計画的に退職するのが一番です。ただ、仕事が忙しすぎて在職中に求職活動ができないケースもあるかと思います。
有給休暇が取れるのであれば、有給休暇を消化中に求職活動していくことも可能なので計画的に転職しましょう!
- 当然だけど失業保険をもらうには手続きが多く面倒なので、なるべく転職活動は在職中に行うのがおすすめ
- 求職活動は最低2回行う必要があり、時間がもったいない…
- 自己都合退職では7日間の待機期間と給付制限が2ヶ月あるのですぐにお金がもらえるわけではない
- ナースセンターを活用しよう